イギリスのゴルフ場と観光の魅力

ゴルフ好き・旅好きのイギリス旅行記録

ターンべリー・アイルサコースは、男らしい!!

本日、歴史的な米朝首脳会談が行われたようですが、その主役となっているアメリカの大統領が所有するイギリスのゴルフリンクスがあります。それはスコットランドの南西部の海岸沿いにある「ターンベリー・アイルサコース」のことです。

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ターンベリーのアイルサコースは過去4回も全英オープンの舞台となった大変有名なコースです。全英シニアは3回、全英女子オープンは2回開催されています。

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1977年にジャック・ニコラスとトム・ワトソンの「真昼の決闘」と呼ばれる戦いが繰り広げられた舞台であり、そのほかにも数々の名勝負の舞台でもあります。

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また、ここは現在一泊7万円以上もするホテルに宿泊しないとゴルフすることが出来ないという超高級リゾートゴルフ場でもあります。

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2年前にここを訪れたときには、一生涯このゴルフ場でプレイすることはないだろうなぁ・・・と思いました。白亜のゴージャスホテルが高台にそびえたち、クラブハウスの前にはスコットランドの旗が海風に雄々しくはためいていて

「お前のような貧乏人のくるとこじゃない(-"-)」

と言われているような気がしたからです。

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その頃ちょうどアメリカの大統領であるトランプ氏がこのゴルフ場とリゾートホテルを買い取って大改造を施している最中でした。中央階段に『TRUMP』と大きな文字が刻まれているのを見ると、もはや縁のないゴルフ場だと私は思い込んでしまいました。

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ところが!!何と今回そんなところでゴルフできるかもしれないとの情報が!!

これは私にとって米朝首脳会談どころの話ではない~~~\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

この朗報はにわかには信じられませんでした。しかしこれは現実のこととなり、実際に自分の身におこっていることが信じられないままに当日が来てしまい、夢心地のまま素晴らしい景色の中に身を任せてラウンドのひと時を過ごしてしまい、今では現実だったのか夢だったのか・・・。(もちろん、ホテルには宿泊していませんよ~(^-^;)

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このゴルフ場の海岸沿いに伸びているコースの海向かいに、名前の由来となっている「アルサクレイグ(Ailsa Craig)島」が見えます。この島の石はカーリングの石の産地として有名な島です。周囲3Kmしかない島の花崗岩は、密度が高くカーリングの石として最高なのだそうですが、自然保護のために20年に一度だけしか切り出されないのだそうです。実に特別な島ですね!!

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私はクラブハウスに入った時から緊張で心臓がドキドキ(*_*)

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ロッカールームはきらびやかなトランプ色、トイレも洗面も金ピカ!!

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「私がここ使ってもいいのかな~」と思いながらゴルフウェアにお着換えして、いざコースへ・・・周りの方たちに気遅れしながらスタートを待つ時の緊張がすごすぎて、パッティング練習も上の空でした。

私好みの好青年のキャディーをつけていただき、長いような、短いような最高級ゴルフ場でのマッチプレー・・・つい戦っていることを忘れさせられてしまうほどの時の流れ・・・てなことでぼーっとしているうちにマッチはあっさりとご一緒くださった殿方に負けてしまいましたが、「このリンクスは、ものすごく男らしい」と心底から魅了させられたラウンドとなりました。

コースは全体的にはワイルドなのにものすごく気品があり、タフな距離の中に緻密なレイアウトを感じさせられる素晴らしいコースです。景色も素晴らしく途中にある灯台の中での休憩のひと時もどこか特別さを感じさせられました。

スコットランドの大いなる大地に抱かれている」という感覚でしょうか・・・

とにかく特別な場所ターンベリー・アイルサコースをラウンドしてみると、なぜトランプ氏がほしかったのかその理由がよくわかりました。

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このコースが全英オープンから外されてしまったのは本当に惜しい!!

いつしか、このコースが全英オープンのコースとして復帰する日が来るのを心から祈るばかりです。(2018.6.12)

<今回の旅でターンベリー・アイルサコースの手配をしてくださったエルデ・トラベルさんに、心から感謝です!!>