今日はお天気が良かったので、近隣の公園にお散歩に行きました。
ぶらぶら歩いている途中で久しぶりに「アザミ」を見かけ、イギリスで出会ったアザミのことを思い出しました。
「アザミ」はスコットランドの国花です。
なぜスコットランドの花となったのかは、以下のような説があります。
眠りについたスコットランド兵たちがノルウェー軍の侵入を阻止できたのは、敵軍の中に棘だらけのこの植物を踏んだ痛みに思わず大声で叫び出した兵士がいたおかげだと言われています。
その悲痛な叫び声を聞いて眠りから目を覚ました戦士たちが侵略軍を撃退したことから、アザミは勝利の花として称えられ、この国の象徴となったわけです。
日本のアザミには葉っぱに棘が少しありますが、花にはそれほど棘がないです。
子どもの頃に野原で出会ったアザミの方が、棘がきつかったような・・・(?_?)
しかし、やはり兵士を撃退するほどではなかったように記憶しています。
こちらがイギリスの北部ウィンダミア地方で見かけたアザミです。
棘がきつく、現地ガイドの方に「絶対触らないように」と注意受けました。
よく見ると羊の毛が絡みついているような・・・
根元の方が棘がいっぱいで、見ただけでゾットします(@_@)
これを踏んだら、勇者でも悲鳴を上げることでしょう(;^ω^)
つぼみの枝は見つけにくいので、気づかずに触ったら大変です!!
クワバラ、クワバラ・・・
というわけで、スコットランドの野に咲くアザミは、、、
「棘の多い品種」のようです。
「アザミは人柄と生まれの高貴さの象徴」
でもあるのだそうです(^ω^)
スコットランドに行くと、あらゆるところで「アザミ柄」を見かけます。
こんなかわいいアザミ柄ラベルのウィスキーもあるようです(^^)
下の写真は、スコットランドのエジンバラのレストランで見かけたものです。
一見アザミに見えますが「エリンジューム」という名の花です。
和名は「マツカサアザミ」ですが、これは「アザミ」ではではありません!!
でも、アザミにとってもよく似ていますよね~(^ω^)
ちなみに「あざみ」はキク科で、「エリンジューム」はセリ科です。
ヨーロッパ原産の植物だそうで、イギリスの花屋さんでよく見かけました。
アザミより長持ちするので、スコットランドのお店にもよく飾られています。