レディース・ゴルフの始まり その1
畑岡奈紗選手が、世界ランキング7位となったそうです。
日本の女子ゴルフファーは、樋口久子選手を筆頭に今年引退した宮里藍選手など世界で活躍する選手が沢山います。
そんな彼女達に憧れるゴルフ女子も沢山いると思います。
では、女子がゴルフをするようになったのはいつ頃なのでしょうか?
日本のゴルフ場で女子会員を募るようになったのはごく最近のことです。
日本女子プロゴルフ協会が設立されたのは1970年頃ですから、50年の歴史しかありません。
日本において、現在では男子プロをしのぐ勢いの女子プロ人気ですが、世界の女子ゴルフの歴史はどうなのでしょうか。
これはスコットランド・セントアンドリュースゴルフ場の女子ロッカールームに飾られていた写真です。
この写真を初めて目にしたとき、すごくドキドキしました。
こんな昔に、女性がこんな格好でまさにこの場所でゴルフしていたなんて・・・!!
写真の説明書きには、、、
【1867年(慶応3年)にセントアンドリュースで初めて女子のゴルフ倶楽部が結成され、その人数は100名に制限された】と書かれていました。
なんと!!(@_@)
150年も前に、すでにイギリスでは女子のゴルフ倶楽部ができていた!!
素晴らしいですねぇ・・・(^◇^)
私のホームコースでは、5年ほど前にやっと女子競技委員が生まれたぐらいですから、女子会員の入会を許可するようになったのはそれほど昔ではなさそうです。
こちらは1908年にセントアンドリュースのオールドコースで開催された
「The British Ladies Championship」の写真です。
「ドロシー・キャンベル」対「スコット・マウド・ティッタートン」の決勝戦開始時の様子です。
ドロシー・キャンベルはイギリス・アメリカ・カナダのチャンピオンシップで優勝している、その当時圧倒的に強かった女子プロだったようです。
この日はセントアンドリュースの街の店が閉まり、学校も休講、街中の人々がこの決勝戦に駆けつけたと記録されています。
オールド・トム・モリスを含む9000人ほどの群衆が見守るの中でティー・オフしたこの二人の戦いは、
途中に雹やあられ交じりの雨が吹きつけるひどい嵐の中で戦い、いくつかのグリーンは水浸しだったとあります。
そして、最終ホールでティッタートンのボールがスリッカン川に入って行ってしまい、この決勝マッチはオールスクエアとなりました。
結局、延長第1戦でティッタートンの勇気ある川越ショットが成功し強敵キャンベルを打ち負かしてティッタートンが優勝したとのことです。
こちらは「セントアンドリュース・ゴルフミュージアム」の写真
16番ホールでミスショットし線路上に落ちたボールを見事フェアウェイに戻すティッタートンのナイスリカバリーショットシーンです。
強い心をもった淑女の戦い、想像しただけで胸がわくわくしますよね!!
セントアンドリュースの女子ロッカールーム
セントアンドリュース・ゴルフコースには日本のようなクラブハウスはありません。
レストランとゴルフショップの建物の下に自由に入れるロッカールームがあります。
女子ロッカールームはこんな感じでした。
スコットランドのお天気は変わりやすく、一日の中に四季があると言われています。
2年前にセントアンドリュースで3ランウンドしましたが、そのうち2ラウンドは雨に降られました。
シャワーを浴びて着替えをするだけのロッカールームでしたが、
ラウンドの疲れを癒やしてくれる、なんだかとても素敵な空間に感じました(#^^#)
これからしばらくは、女子ゴルフについてブログを書いていきたいと思います。