イギリスのお風呂のお湯は、くるぶしまで!?
ついにゴールデンウィークがスタートしましたが、
皆さまはどんな連休をお過ごしでしょうか?
私は初日にホームコースでゴルフの例会に参加してきました。
ツツジと牡丹桜が満開、最高のお天気の中で
平成最後のラウンドを楽しみました(^^♪
このグリーンには、牡丹桜の花びらがあちこちに落ちていて、とても綺麗でした。
さて、今日はイギリスのお風呂事情について書きたいと思います。
と言っても私のイギリス旅行では安はホテル暮らしですから、通常はシャワーだけ。
たま~にバスタブ付きの浴室だったりです(;´∀`)
最初の写真は、セントアンドリュースの女子ロッカー室のシャワールーム。
イギリスではどんなに高級なゴルフ場でも日本のような大浴場があるところなんてありませんでした。
まして温泉なんて、、、です。
本当に日本のゴルフ場はなんて贅沢なのでしょう!!
これは、セントアンドリュースゴルフ場の女子ロッカールーム写真ですが、
一番奥にシャワー用のバスタオルが置いてあり、左に曲がるとシャワールームです。
どんなに良いお天気でスタートしても、途中で雨が降ってきて寒さに震えるのがイギリスゴルフですから、雨具やセーターは絶対必需品。
そして雨に降られて濡れた体を洗い流すためにラウンド後のシャワーは必要ですが、、、
日本のゴルフ場なら、雨ゴルフの後はシャワーを浴びて湯舟に浸かった時点でホッと一息。
「今日は雨に降られたゴルフだったから、お風呂のお湯が何とも気持ちいい~ね~(^^♪」
・・・となりますよね。
しかしイギリス人はどうやらそのような感覚を持ち合わせていないようです。
そのことに気づいたのは、次のような事件からでした。
二年前に、リバプールで開催された全英オープンを観戦に行った時の事。
夕方に到着したマンチェスター空港の近隣のおうちに1泊だけホームステイしました。
こんなに可愛らしい普通の家庭の二階の一室に宿泊させていただきました。
綺麗に掃除されており、クロゼットや大型テレビもあったしWiFiもつながるし、
Boking.comのサイトで予約しましたので、支払いにも問題はなかったのですが、
お風呂とトイレは共用でした。
トイレとお風呂が同じ空間にあるのは普通のことですが、
お風呂に入っている間は他の宿泊客はトイレが使えません(´・ω・)
たった一泊だし、わざわさお風呂に入ることもなかったのですが、
私の出発は昼過ぎだったので他の客がチェックアウトしたのを見計らい、
ゆっくりお風呂に入ってから出発することにしました。
バスタブにお湯を入れ始めましたが、
しばらくたってからお湯のたまり具合を見に行ったところ、
ほんの3cm程度たまっているだけでお湯は止まっていました(*_*;
再度お湯を出してみましたが、またしばらくすると止まってしまいます。
下に降りていって家主に尋ねたところ「なんでかな~、もう一度やってみて」
とのことだったので再度お湯の蛇口をひねったけど、
またしばらくすると止まってしまいます。
もう一度降りていって家主に尋ねると、給湯器の所に連れていかれ、
「ほら、どこも故障してないでしょ!!」と言わんばかりの説明でした。
再度トライしても同じ結果なので、
「まぁ、湯舟に浸からなくてもいっか」とシャワーだけ浴びて出発しました。
リバプール郊外のホテルに着いてから、
ロンドンに嫁いできて暮らしている友人にライン電話をして、
昨日宿泊した時に起きたことをいろいろ話していると・・・
『イギリスでは日本のようなお風呂に入る習慣はないよ~
夫(イギリス人)は日本の私の実家に来ても、1回も湯舟に浸からなかったわ。
GB(グレートブリテン人?)では、
バスタブのお湯はくるぶしまでしか入れないらしいよ。
そもそも、シャワーすらない家もあるくらいなんだから~』
と笑って言いました。
その友人は、大学生の頃ロンドンに留学していたのですが、
一件目のホームステイ先ではシャワールームがなくて困り果て、
「せめて髪の毛だけでも洗わせてほしい」とお願いしたところ、
部屋にお湯の入った大きなピッチャーをドンと置かれたとのことです。
おそらく、イギリス人にお風呂に入る習慣は皆無とのことでした(;´∀`)
帰りは再びマンチェスター空港から飛行機に乗るので、
安全を取って空港向いにあるかなりお高いホテルに一泊しました。
ここのホテルには、さすがに立派なバスタブがありましたが・・・
しかし、やはりチョロチョロとしかお湯がでず、、、(´・ω・)
これではバスタブいっぱいにお湯を溜めようとすると、どれだけ時間がかかるのやら…結局、あきらめてシャワーだけで済ませました。
イギリスでは水がそのまま飲めないことは知っていました。
しかし、湯舟に浸かる習慣がないことは知りませんでした(@_@)
世界中の人が湯舟に浸かると気持ちいい~
にちがいないと信じてましたが、そうではなかったのか!!
という衝撃の真実を知りました(=゚ω゚)ノ
しかし、では、猫足のバスタブが映画で出てくるのはどういうこと???
と、まだまだ疑問は残ります。
ネットで調べたところ、イギリスの水道代は日本よりもずっと高く、
そして高級住宅街地域ほど高いのだそうです。
なので、お風呂に湯をたっぷり溜める生活は家計費を圧迫することになるそうです。
そういえば、映画で猫足のバスタブに入っているのは貴族だけだったかも?
いや待てよ、もしかして、バスタブの中は半分くらい泡だったかも??
日本のようにかけ湯をしないことも聞いたことがあるな・・・
乾燥したヨーロッパの気候では、泡が保湿材となるので拭くだけだとか・・・
でも、実は水道代がもったいないからだというのが事実だったのか???
世界には実際に体験してみないと実感できないことが沢山あるな~と。
シャワーしかない安ホテルにだけ泊まっていたのでは、これは気づかない事実でした。
イギリスの安ホテルでは、ユニットのシャワールームがほとんどです。
以下は、私がイギリス旅行で宿泊したホテルのシャワールームの写真です。
一枚目は、昨年の全英オープン開催地カーヌスティ・ゴルフクラブ横ホテルの少し豪華なシャワールーム(訪れたのは3年前です)
2枚目は一昨年前リバプール郊外で開催された全英オープン観戦の為に泊まった安ホテルのシャワールーム、やや狭いです。
3枚目はウィンダミア地方に訪れた時のB&B、さらに狭いです。
4枚目は、昨年訪れたセントニコラス・ゴルフ倶楽部の近くのホテル。
ここは豪華で、車椅子でも大丈夫なように広くスペースが取られている感じでした。
こうしてみると、お風呂改築に高額なお金を支払う日本人の庶民感覚は、イギリス人にはきっと理解できないことでしょう。
日本は水の豊かな国だからこそ、お風呂に浸かって毎日の疲れをとることができる・・・
そんな幸せを日本人はどれくらい有難く思っているのかなぁ~
最も、最近はシャワーだけで済ませる日本の若者が増えてきているようです。
「お風呂に浸かって疲れを取る」という習慣は、日本でも、もう古いのかな(?_?)
7月のマンチェスター空港ホテルの夜景です、夜10時なのに空はまだ明るい・・・(^^)
今年はアイルランドで開催される全英オープンを見に行く予定ですが、
今度はいったいどんなビックリが待ち受けているのか、
とても楽しみです(^^♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!