電車で、ダブリンからベルファストへ
ダブリンの駅でベルファスト行きの切符を買おうとしたところ、
「次ので列車は19時です、どうしますか?」とのこと。
ダブリンの駅で待つこと5時間です。
もうすっかり、待つことに慣れて来ました( ̄▽ ̄)
出発1時間前にアナウンスがあり、乗車を待つ客達が並び始めたので、
私もならんで待ってたところ、どんどん人が増えて行きました。
ただでさえチビ日本人の私はとても不安、スーツケースもあるし、
デッカイ外人の体力的に勝てっこない・・・。
乗車が始まったので、ダッシュでなるべく遠くの車両に向かって走り、
無事にテーブル席に座ることができました。
取りあえず、一段落です(^^)
向かいに座っているのは、年配シニア男性。
スポーツ観戦にいってきたようなので
「サッカーの試合ですか?」と聞いたら、
「いや違うよ、今日はGAERLICの試合をみてきたんだ。
この電車に乗ってる人は、子供達もみ~んなそうだよ」
どおりで、子供や大人の雰囲気が皆さん興奮気味だったわけです。
「GAELIC」とは、アイルランドのスポーツで、
どちらかというとサッカーよりラグビーに似ているとのこと。
「アイルランド人は、みんな「GELIC 」が大好きさ、
もちろんゴルフよりもね、君もすきだろう?!」
と、調子に乗って隣に座っている若いすまし顔の女性に同意を求めると、
「私はイギリス人よ!!」
と、けんもほろろな返答。
そう、ここはアイルランドと北アイルランドの国境を超える電車の中で、
この電車は北アイルランドに向かうイギリス人も乗っています。
その男性は、途中で降りて行きました。
いつの間にか子どもたちもみなおりてしまい、
あんなに混んでいた電車がガラガラに。
私は、ヨーロッパの電車のテーブル席で、
充電用のコンセントを使ってパソコンを打つのに憧れていたので、
ちょっとばかり良い気分になってブログを書いていました。
ベルファストのセントラルまでは、あと30分くらい・・・
10分ほどすると、向かいの女性が、
「ここが終点よ、早く降りて!!」
と声をかけてきました。
慌てて荷物をまとめて飛び降りました。
向かいに座っていた女性は心配そうに、
「ホテルの行き方わかるの?ホテルまではタクシーですぐだから、
私と一緒にタクシー乗り場までいきましょう!!」
そう言って、友達二人にいきさつを話ながら駅の構内をずんずん歩いていきます。
タクシー乗り場に着くと、あいにくの雨。
そこにはタクシーを待つ人達がけっこういました。
付き添ってくれた女性が、
「先に乗りなさい」
と言って、順番を譲ってくれました。
雨が降る夜更けに、
おかげで迷うことも無く、ベルファストのホテルにつくことにができました。
このように、これまでいつも電車を降りる時に周りの人が助けてくれました。
アイルランドに住む人は、本当に心優しい人達ばかりです。
旅に出る前に「おせっかい」な人が多いと聞いてましたが、
一人旅の私には有難いと思うばかり!!
北アイルランドとアイルランド共和国のあいだに国境はありますが、
どちらものどかでのんびりして自然の美しい国です。
Wifi の繋ぎ直し以外に何の違和感も感じずに行き来できます。
どちらの街並みもイギリス色の煉瓦づくりだし、
牧歌風景も、イギリス郊外にとてもよくにています。
大きく異なるのは、
ダブリンは通過がユーロでしたが、ベルファストはポンドである事です。
こんなにのどかな北アイルランドとアイルランド共和国の国境も、
今後ブレグジットが施行されると、大きくかわってしまうのでしょうか?
今日は久しぶりに、ちゃんとしたホテルに宿泊(^^)b
これが今日の夕飯(^^)
明日の朝食が楽しみです!!
今夜は、このTシャツを着てねようっと・・・(^^)