アイルランドの宿 その1「へレンズ・ベイ」
アイルランドがすっかり有名になりましたね(^^)
私が今年の7月にアイルランド旅行へ行った頃は、
まだアイルランドのことを知っている日本人は少なくて
「アイルランドって、いったいどこなの?」とか、
「温泉がいい所でしょ?」とかいう反応でした。
「イギリスのブリテン島の横にある島です」
「温泉で有名なのは、アイスランド!!」
「北アイルランドと南アイルランドに分かれていて、北アイルランドはイギリス領です、、」
などといちいち説明してもみなさん興味なさそうな反応でした。
今回のワールドカップでは、
日本と同じ1次リーグにアイルランドが入っていたので
アイルランドがかなりなじみの深い国となりましたよね(^^♪
アイルランドの色は「グリーン」です。
アイルランドの国は北海道と同じくらい北にありながら、
冬の最低気温は冷下になりません。
島全体に手付かずの自然が残されており、
なだらかな丘陵の大地では牧畜が盛んです。
海岸線はエメラルド色の何とも言えぬ美しさ・・・
夏は涼しいので、アメリカやヨーロッパの人々が訪れ、
屈指の避暑地やゴルフ場が点在しています。
今回の旅ではまずオランダのアムステルダム近郊を観光してから、
北アイルランドに飛行機で渡りました。
最初の2日間を、へレンズ・ベイという海岸にある
「Bridg House」というB&Bに泊まりました。
ここを選んだのは、首都ベルファストに近くて宿泊代が安かったからです。
アイルランドを訪れるのは初めてだったので、
その宿がどんなところかとても心配でしたが、
訪れてみると周りの環境も含めて素晴らしい所でした。
このB&Bはへレンズ・ベイの駅から5分程度の所にあり、
スーツケースを引っ張りながら歩いていけました。
イギリスの伝統的なレンガ造りの小さなおうちです。
お庭も狭いながら、綺麗に手入れされていてこんな素敵な椅子がありました。
入り口には温室があり、ブドウが実っていました。
中に入ると、骨とう品があちこちに飾られています。
宿泊するお部屋も、クラシカルでとっても素敵でした。
お部屋のキーホルダーは木の葉っぱ(^^)
ハイビスカスとローズヒップのハーブ・ティーがとても美味しかったです。
これまたクラシックなアイロン台もありました。
洋服ダンスの中には、ちゃんとアイロンがありました。
バスルームには、大きなバスタブがありました。
天井際のボーダー柄がお洒落です。
クラシカルですが、ちゃんとお湯が出てシャワーも使えました。
シャワールームの照明は、これを引っ張って付けます。
トイレット・ペーパーホルダーは、ただの棒(^ω^)
洗面化粧台の灯りもこのひもを引っ張って付けます。
この宿は個人のおうちで、飾られている調度品は先祖代々伝わるものなのだそうです。
ご夫婦で宿を経営されており、アットホームそのもの(^^)
オランダの都会の疲れがでていたせいか、本当に心が休まる思いでした。
特に、ここの飼い犬のジョンが可愛いことこの上なく、、、
なでると、すぐにごろんと横になります。
お部屋までついてきたがるくらいの人懐こさ。
ああ、この宿でジョンと永久にたわむれていたい・・・
お部屋にお散歩用の地図があったので、あたりを散策してみることに。
すぐ近くには、別荘がたくさんありました。
教会がありました
さらに別荘地を歩いて行くと
途中にゴルフ場がありました。
中をのぞいてみると・・・だ~れもいません。
美しく咲く花を見ながら、さらに降りていくと、、、
大勢の人がいるビーチに着きました!!
キャンプしている人たちや・・・
犬と遊んでいる人・・・
楽しそうに遊ぶ子供たち・・・
何だか急に、一人旅が寂しく思えてきました。
日の当たる海岸はけっこう暑いので、
少し山側に入ってみることに・・・
このアイスクリーム屋さんから続く道をいくと森があります。
木陰は涼しくてまるで別世界です。
こんな可愛らしい木彫りが道端にありました。
自然に咲く、可愛い花々に出会えました。
ずいぶん歩いたので、そろそろ引き返すことに・・・
この時期のアイルランドは、
夕方六時になってもこんなに明るいんです。
夕方7時近くになってやっと、みんな帰り支度を始めました。
帰りにもう一度ゴルフ場をのぞいてみましたが、、、
・・・やはり誰もいませんでした。
ここに来る人達には、ゴルフ場より浜辺の方が人気あるようでした。
宿に帰ると、ジョンが出迎えてくれました(^^♪
宿主が、私が部屋干ししていた洗濯物を外で乾かしておいてくれました!!
犬のジョンとやさしい宿主さんのおかげで、
一人旅の寂しさが一気の吹っ飛びれました(^_-)-☆
この宿の朝食メニューは、
いわゆるイングリッシュブレックファーストなのですが、
宿主が朝からキッチンで一生懸命手作りしてくれますので、
とっても心がこもった美味しい食べ物ばかりでした。
メニューがいくつかあり、前日にオーダーしておきます。
一日目はベーコン・エッグとソーセージ、
二日目はキッパという魚の燻製とポーチ・ド・エッグ、
という具合に毎朝違うメニューが楽しめました。
ベーコンエッグにはポテトパンケーキを付けてもらいました。
キッパにはアイリッシュ・ソーダ-・ブレッドとアボガドを付けてもらいました。
他にもセルフ・サービスでいろいろ用意されていました。
これは、宿主さん自家製のグラノーラ。
ここにパンが入っています。
「ホワイト・ブレッド」と「ブラウン・ブレッド」です。
好きなだけ自分でトーストして食べます。
ピーチ、オレンジ、ブルーベリーといった新鮮な果物も好きなだけいただけます!!
この中に紅茶がたっぷり入っていました。
銀製のポットは、まるで不思議の国のアリスのようです。
ミルクピッチャーも、砂糖入れも全て銀製の骨とう品でした。
きちんとお手入れされているので、
銀製品独特の素敵な光沢です(^^)
これは牛乳が入っているピッチャーです。
アイルランドで放牧されている牛は「ジャージー種」がほとんどで、
その牛から取れる新鮮な牛乳は、
独特のコクと甘みがあり最高に美味しかったです。
そしてこの牛乳から作られたバターやヨーグルトは本当に美味しかったです。
そして、宿主の手作りのスコーンの味は最高!!
手作りジャムとバターをたっぷりつけて、
美味しい紅茶といただく至福の時!!
あれれ?ミルクが固まってる~~~?
この牛乳は生乳なのですぐに固まっちゃうんですって・・・。
ほんと、日本の牛乳とはまるで違いますね(^ω^)
家主の素敵な笑顔を撮らせていただきました♡
お礼を言おうとして、つい慌てて(;^ω^)
「マフィンがとても美味しかったです!!」
と言ってしまったら、
「アメリカではマフィンというけど、イギリスではスコーンと言うのよ」
と、やさしい笑顔でたしなめられました。
アイルランドの一人旅の美味しい思い出です(^ω^)
またいつか、もう一度食べに行きたい・・・
本日も、最後までお読みくださりありがとうございました!!