イギリスの不思議な飲み物「ピムス」
ご近所さんから、家庭菜園で採れた太くて立派なキュウリをいただきました(^^)
さて、この立派なキュウリ、何にして食べようかな・・・
と考えているうちに、イギリスで飲んだ不思議な飲み物を思い出しました。
私のイギリス旅行では、ゴルフ以外に「観光一人旅」も必ず計画します(^^♪
ゴルフは一人ではできないのでツアーに参加しますが、観光は一人の方が気楽です。
3年前にエルデトラベルのスコットランドゴルフツアーに参加した後、私は一人でロンドンに行きました。
ロンドンでは、郊外に住んでいる友だちが宿泊ホテルまで会いに来てくれました。
その友だちは高校性の時の親友で、イギリス人と結婚してロンドンに30年近く住んでいますから、その日は1日ロンドン市内をあちこち案内してもらえました。
友人の旦那さんも仕事帰りに合流し、一緒に夕飯を食べに行こうということでロンドン中心街にあるアジアンレストランで夕飯を食べました。
そのあと「ちょっと飲んでいこうよ」と別のお店に連れていかれました。
そこで不思議な飲み物が出てきました。
「これはイギリスの上流階級の人が好んで飲む『ピムス』という飲み物で、ウィンブルドンのテニスもこれを飲みながら観戦するぐらいイギリス人が大好きな飲み物なのよ!!」
と、友人が教えてくれました。
この「ピムス」は夏でも氷は入れず、生ぬるいまま飲むそうです(;'∀')
「この飲み物に入っているものは何だと思う?」
と友人にたずねられましたので、よくよく観察してみると・・・
オレンジ、レモン、パイナップル以外に何やら緑色の物体が入っていて、少しスイカのような香りがしました。
「これは『キュウリ』なのよ!!」と聞いてびっくり(@_@)
「ピムス」のお味は少しサングリアに似た感じの炭酸アルコール飲料ですが、
やはりキュウリが独特の香りを加えていました。
イギリスの気候では『キュウリ』は温室で育てるか輸入するしかなく、19世紀から20世紀の貴族の間では高級な食品として珍重され「キュウリでもてなす」ことはお金持ちのステータスだったそうです。
有名な「アフタヌーン・ティ-」のメニューにも、上品な甘いお菓子と一緒に「キューカンバー・サンドウィッチ」が必ず出されるのはこのような理由があるそうです。
EUに加盟した現在でも「キュウリ」はイギリスの庶民にとってなじみの薄いもののように感じました。
なぜなら、イギリス旅行でスーパーに立ち寄った時に「キュウリ」を置いてあるところはとても少なったです。
野菜コーナーで「キュウリかな?!」と思うと、たいていはズッキーニでした(;^ω^)
日本では一年中売られており、お漬物になくてはならない「キュウリ」ですが、現代のイギリス庶民は「特に栄養価のないキュウリ」にあまり興味がなさそうです。
イギリスで数回見かけた「キュウリ」は、日本の一般的なものより太くてまっすぐで長く、イボイボはありませんでした。
一本ずつビニールで丁寧にパックされており、一本100円程度でした。
昨年の旅行では一週間同じホテルに宿泊したので、1本買って毎日パンにはさんだりして食べきりました( *´艸`)
イギリスの「アフタヌーン・ティー」に出される「キュウカンバー・サンドウィッチ」のレシピがネットに紹介されてました。
①キュウリを輪切りにして、ワインビネガーにつけてしばらくおく。
②汁気をキッチンペーパーでとり、バターを塗ったパンにはさむ。
とても簡単そうなので、今回いただいた立派なキュウリでさっそく作ってみることにしました(^^♪
ピクルスより上品な酸味で、簡単なのに結構美味しいです\(^o^)/
皆さんもぜひ、、、
イギリス貴族の味「キューカンバー・サンドウィッチ」
を作ってみてください!!
昨晩の花火大会はお天気もよく、とても綺麗でした。
大きな花火があがると、夜空と湖がとても明るく照らされました(*'▽')