アイルランドのソウルフード
地元にあるアイリッシュパブに行ってきました。
外壁に「Lovely Day for a Guinness」
と書かれた看板がかかっています。
以前からそのお店の存在は知っていましたが、
ギネスビール発祥の地であるアイルランドで造りたてのギネスを飲んできてしまった私としては、
「日本の田舎のお店でギネスビールを飲んで、がっかりするのも嫌だな・・・」
などと思い、なかなか入る勇気が出ませんでした。
そんなある日、近所の公園で楽器を練習する人たちに出会いました。
バンドネオンやバイオリン、太鼓、フルート・・・
何とその人たちはアイルランド民謡同好会だったのです。
月に一度アイリッシュパブで演奏するために練習しているとのこと、その演奏にとても興味が沸きました。
気になっていたアイリッシュパブをネットで調べてみると、
口コミに「美味しい」と書かれており、
「毎月最後の月曜日に演奏」とありました。
その日は、たまたま、今月最後の月曜日ではないですか!!
音楽好きの連れ合いと思い切ってそのパブにいってみることにしました。
店内に入った瞬間から、ビールの良いにおいがします(^ω^)
店内のカウンターにはウィスキーの瓶がずらり。
これはスコットランドやアイルランド旅行で訪れたパブの雰囲気(^^♪
なんだか、いい感じだぞ~~~
コロナの影響で、あいにくその日の演奏はありませんでしたが、
メニューにはアイルランド料理が並んでいます。
早速いくつかのお料理とギネスビールを注文しました。
最初にギネスビールが来ました。
一口飲んで「うん、これは美味い!!」
仕事で疲れた体にしみいるこの滋味深いビールのお味は、
確かにダブリンで飲んだギネスと同じです。
店主の話だと、アイルランドの工場で樽に詰められたビールが船便で1ヶ月かけて届くのだそうです。
なんだかアイルランドにいるような気分がしてきました~(^^)
次に出てきたのは、
「フィッシュ&チップス」
イギリス旅行ではどこに行ってもお目にかかれるメニューですが、
ものすご~く量が多くていつも食べきれなかった(*_*;
それなのに、このパブでは何とも小さなフィッシュがたったの「ふた切れ」だけ・・・
この量には少しがっかりしました(。´・ω・)?
しかし、お味はしっかりとイギリスのフィッシュ&チップスヽ(^o^)丿
とりわけフィッシュの衣がサクサクしていてとっても美味しい!!
このフィッシュの衣はこのパブ店主のオリジナルレシピだそうです。
イギリスのパブでは、それぞれのお店にそれぞれの衣の配合があるそうです。
ちなみにこのお店では、
小麦粉・片栗粉・イースト・ギネスビールを混ぜて作るそうです。
ソースは定番のケチャップとタルタルでしたが、
それ以外に「モルト・ビネガー」なるものが添えられてました。
これをかけて食べるのは初体験!!
ネットで調べてみたところ「麦芽ととうもろこしから作られており、フィッシュ&チップスには欠かせない」ビネガーだそうです。
確かに、こくのある甘酸っぱさがフィッシュにとてもよく合いました(^^)v
イギリスでフィッシュ&チップスを注文する時はたいていソースが何種類かあり、どれを頼むかを英語で言わなくてはいけないのでとても緊張したことを思い出しました。
そして、どのソースも日本ではお目にかかれないような味のものでした(;・∀・)
(これは、北アイルランドで食べたフィッシュ&チップスです)
そして次に出てきたのが、
「アイリッシュ・シチュー」
シチューと言う名前からデミグラスソースを思い浮かべましたが、
さっぱりとしたスープのようなものでした。
昨年のアイルランドではアイリッシュ・シチューを食べる機会がなかったので、
実際にどんなものかとずっと興味深々でした。
このシチューはラム肉とジャガイモが煮込んであり、
さっぱりした中にもラムとハーブの香りがよくマッチしていて、
こくのある「肉じゃが」のような感じでした。
アイリッシュシチューも各家庭のおふくろの味があるそうです。
この日はこれでもうお腹いっぱい。
まだ食べていないメニューもあるし、演奏も聞きたいし・・・
今度また食べに来ようと思いながら会計をして店を出ようとしたら、
出口に置いてあるリーフレットの中の
「セント・パトリックス・デーin JAPAN 2020 ガイド」が目に入りました。
帰宅してから読んでみると、
今年は東京オリンピックに合わせて、2月半ばから全国各地でアイルランドを紹介するイベントが開催される予定だったようです。
しかし、残念ながらコロナで全て中止となりました(/_;)
イギリスとアイルランドにはパブがたくさんあります。
パブとは「パブリック・ハウス」の略だそうで、
その名の通り、人々が交わりを持つ場所なのだそうです。
イギリスやアイルランドでは、
ゴルフをした後は一緒にラウンドした仲間とお気に入りのパブに集まって、
その日のプレーについて語りあいながら食事やお酒を楽しんだ・・・
これが「クラブ・ハウスの原点」だと聞いたことがあります。
「昼間は野外スポーツ、日が暮れたらパブで美味しい料理やお酒に舌づつみ」
そんな一日を過ごせた日は「幸福」ですよね!!
コロナ自粛でそれが出来ないのは、本当につらいです~"(-""-)"
今年はコロナで海外旅行は行けそうにありません(ノД`)・゜・。
こんな時、地元に美味しいアイリッシュパブがあるなんてとても嬉しいです。
アイリッシュ・パブのサラダは、野菜たっぷりでした(^^♪
我家のペット(ヒョウモンリクガメ)のさくらも、
お出かけ出来ないのでつまらなそう・・・
ですが、おかげ様で毎日野菜をいっぱい食べて元気に過ごしています。
(ヒョウモンリクガメは草食動物です)
では、みなさまも、お元気で!!(^^)/