アイルランドの宿 その2 「ポートラッシュ」
きのう、男子ゴルフの世界選手権シリーズ「HSBCチャンピオンズ」が中国・上海の山国際GCで最終ラウンドが行われ、ロリー・マキロイ(英国)が通算19アンダーで並んだ昨年優勝のザンダー・ショーフリ(米国)をプレーオフで破って優勝しました。
マキロイ選手は北アイルランド出身です。
今年の全英オープンは68年ぶりのアイルランドでの開催でしたが、
マキロイ選手が初日から大たたきで、地元の人たちをがっかりさせていたのを思い出しました。
その全英オープンを観戦するためにアイルランドを一人旅した私ですが、
あまり英語が流暢ではないので、地元の人と会話する時、とっつきやすいところでマキロイ選手のことをよく話題にしました。
その時に、私が「マキロイ」と口にだすたび地元の人たちから、
「マキロイ?ノーノー、マッコロイ!!」
と訂正されていましたが、なかなかうまく発音できませんでした。
確かにスペルを見ると「Rory McIlroy」ですから、
「マキロイ」とは読めないです。
一体どこから「マキロイ」となったのでしょう、、、
ウィキペディアでは「マキロイまたはマクロイ」となっていますが、
地元の人々の発音は「マッコロイ」と私には聞こえました。
「ツ」の部分は短めに発音します。
少なくとも「マキロイ」というと、必ず「誰?それ?!」と言う反応になりました。
でも「マッコロイ」はちょっと可愛らしすぎる感じがしますね!!
( *´艸`)
「マッコロイ」より「マキロイ」の方が、
ゴルフが強そうに聞こえるのは私だけでしょうか?
国内での外国人選手の呼び名においては、そんなことがよくあるそうです。
さて、今回は私がアイルランド一人旅で泊まった、
全英オープン開催地「ポートラッシュ」での宿泊施設のご紹介です(^^)
前回の宿泊地は、北アイルランドの首都ベルファスト近郊の海辺でした。
ベルファストからポートラッシュまでは、電車で2時間ほどかかります。
途中コルレインという駅で乗り換えますと、ポートラッシュの駅に着きます。
ポートラッシュも海辺の小さな町ですが、夏休みは避暑地として人気があるようです。
今回宿泊した宿の他にもたくさんの宿がありました。
ここではマリンスポーツも盛んな様子で、
家族での~んびり休暇を楽しいでいる人の姿から推察すると、
全英オープンよりも、そちらの方が中心のような感じでした。
せかせかとしている自分が、なんだかばかげて見えてくるぐらい(;・∀・)
道ですれ違う人々はの~んびり夏の休暇を過ごしているようでした。
私の宿泊したのは、
「ポートラッシュ・ホリデー・ホステル」
4人部屋のドミトリーと一人部屋がありましたが、
私は一人部屋に宿泊しました。
入り口は二重になっていて、夜になると外側のドアが閉まり施錠されます。
到着したのは昼間でしたので、外側のドアは開いており、
内側の呼び鈴を押すとホステルの人が出てきました。
受付けをすますと、まずは共同キッチンの使い方の説明がありました。
共同のリビングにも案内されました。
イギリスの住居ではお決まりの暖炉と出窓ですが、
照明がなかなかモダンでおしゃれな空間です。
ざっと共同の場所の説明を受け、
時間外の玄関出入りの仕方の説明を受け、
それからやっと部屋に案内されました。
おお!ファンシーな内装(^ω^)
トイレやシャワーも付いており、照明がオシャレ・・・
ここのオーナーは、照明にこだわりがある感じです(^^)
その日は疲れてしまったので、共同キッチンは使わずに、
近所にあるフィッシュ&ポテト屋さんで夕食を済ませて床に着きました。
翌朝、キッチンに降りてきてびっくり(@_@)/
朝食用のジュースやパン、果物、バターやマーガリン、ジャム・・・
シリアルはもちろんのこと、ホットケーキまで作れます。
調理器具も充実していて、電子レンジやオーブンまでも使い放題!!
こんなに何でも揃っているのなら、もっと早起きして朝食づくりをしたのに・・・
と思いながら、一日目はありきたりなメニューチョイスとなりました。
このキッチンでお気に入りの道具は、
このオーブントースターです。
中でパンがこんがり焼けている様子が見えて、
焼きあがると、ゆっくり持ち上がる構造になっていました。
何度でも焼いてみたくなり、
二日目の朝はいろんなパンを焼いてみました(^^♪
朝食は、リビングに持って行って食べます。
宿泊している人たちは、年齢も性別もさまざま。
ヨーロッパのホステルでは、普通に男女混合のお部屋だそうです。
「ホステル」は、想像していた以上に豪華な朝食が食べられるところでした!!(^^)v
リビングでは、ゴルフおやじ3人グループの横にすわったので、
声をかけられてゴルフ話を聞かされました。
そ話の内容は、日本のゴルフおやじとほぼ同じ・・・
( *´艸`)
とても楽しい朝のひと時でした。
イギリス旅行で『ホステル宿泊』は初めての体験。
次回は「ホステルでの夕飯づくり」をご紹介したいと思います。
続く・・・(^^)/
アイルランドの宿 その1「へレンズ・ベイ」
アイルランドがすっかり有名になりましたね(^^)
私が今年の7月にアイルランド旅行へ行った頃は、
まだアイルランドのことを知っている日本人は少なくて
「アイルランドって、いったいどこなの?」とか、
「温泉がいい所でしょ?」とかいう反応でした。
「イギリスのブリテン島の横にある島です」
「温泉で有名なのは、アイスランド!!」
「北アイルランドと南アイルランドに分かれていて、北アイルランドはイギリス領です、、」
などといちいち説明してもみなさん興味なさそうな反応でした。
今回のワールドカップでは、
日本と同じ1次リーグにアイルランドが入っていたので
アイルランドがかなりなじみの深い国となりましたよね(^^♪
アイルランドの色は「グリーン」です。
アイルランドの国は北海道と同じくらい北にありながら、
冬の最低気温は冷下になりません。
島全体に手付かずの自然が残されており、
なだらかな丘陵の大地では牧畜が盛んです。
海岸線はエメラルド色の何とも言えぬ美しさ・・・
夏は涼しいので、アメリカやヨーロッパの人々が訪れ、
屈指の避暑地やゴルフ場が点在しています。
今回の旅ではまずオランダのアムステルダム近郊を観光してから、
北アイルランドに飛行機で渡りました。
最初の2日間を、へレンズ・ベイという海岸にある
「Bridg House」というB&Bに泊まりました。
ここを選んだのは、首都ベルファストに近くて宿泊代が安かったからです。
アイルランドを訪れるのは初めてだったので、
その宿がどんなところかとても心配でしたが、
訪れてみると周りの環境も含めて素晴らしい所でした。
このB&Bはへレンズ・ベイの駅から5分程度の所にあり、
スーツケースを引っ張りながら歩いていけました。
イギリスの伝統的なレンガ造りの小さなおうちです。
お庭も狭いながら、綺麗に手入れされていてこんな素敵な椅子がありました。
入り口には温室があり、ブドウが実っていました。
中に入ると、骨とう品があちこちに飾られています。
宿泊するお部屋も、クラシカルでとっても素敵でした。
お部屋のキーホルダーは木の葉っぱ(^^)
ハイビスカスとローズヒップのハーブ・ティーがとても美味しかったです。
これまたクラシックなアイロン台もありました。
洋服ダンスの中には、ちゃんとアイロンがありました。
バスルームには、大きなバスタブがありました。
天井際のボーダー柄がお洒落です。
クラシカルですが、ちゃんとお湯が出てシャワーも使えました。
シャワールームの照明は、これを引っ張って付けます。
トイレット・ペーパーホルダーは、ただの棒(^ω^)
洗面化粧台の灯りもこのひもを引っ張って付けます。
この宿は個人のおうちで、飾られている調度品は先祖代々伝わるものなのだそうです。
ご夫婦で宿を経営されており、アットホームそのもの(^^)
オランダの都会の疲れがでていたせいか、本当に心が休まる思いでした。
特に、ここの飼い犬のジョンが可愛いことこの上なく、、、
なでると、すぐにごろんと横になります。
お部屋までついてきたがるくらいの人懐こさ。
ああ、この宿でジョンと永久にたわむれていたい・・・
お部屋にお散歩用の地図があったので、あたりを散策してみることに。
すぐ近くには、別荘がたくさんありました。
教会がありました
さらに別荘地を歩いて行くと
途中にゴルフ場がありました。
中をのぞいてみると・・・だ~れもいません。
美しく咲く花を見ながら、さらに降りていくと、、、
大勢の人がいるビーチに着きました!!
キャンプしている人たちや・・・
犬と遊んでいる人・・・
楽しそうに遊ぶ子供たち・・・
何だか急に、一人旅が寂しく思えてきました。
日の当たる海岸はけっこう暑いので、
少し山側に入ってみることに・・・
このアイスクリーム屋さんから続く道をいくと森があります。
木陰は涼しくてまるで別世界です。
こんな可愛らしい木彫りが道端にありました。
自然に咲く、可愛い花々に出会えました。
ずいぶん歩いたので、そろそろ引き返すことに・・・
この時期のアイルランドは、
夕方六時になってもこんなに明るいんです。
夕方7時近くになってやっと、みんな帰り支度を始めました。
帰りにもう一度ゴルフ場をのぞいてみましたが、、、
・・・やはり誰もいませんでした。
ここに来る人達には、ゴルフ場より浜辺の方が人気あるようでした。
宿に帰ると、ジョンが出迎えてくれました(^^♪
宿主が、私が部屋干ししていた洗濯物を外で乾かしておいてくれました!!
犬のジョンとやさしい宿主さんのおかげで、
一人旅の寂しさが一気の吹っ飛びれました(^_-)-☆
この宿の朝食メニューは、
いわゆるイングリッシュブレックファーストなのですが、
宿主が朝からキッチンで一生懸命手作りしてくれますので、
とっても心がこもった美味しい食べ物ばかりでした。
メニューがいくつかあり、前日にオーダーしておきます。
一日目はベーコン・エッグとソーセージ、
二日目はキッパという魚の燻製とポーチ・ド・エッグ、
という具合に毎朝違うメニューが楽しめました。
ベーコンエッグにはポテトパンケーキを付けてもらいました。
キッパにはアイリッシュ・ソーダ-・ブレッドとアボガドを付けてもらいました。
他にもセルフ・サービスでいろいろ用意されていました。
これは、宿主さん自家製のグラノーラ。
ここにパンが入っています。
「ホワイト・ブレッド」と「ブラウン・ブレッド」です。
好きなだけ自分でトーストして食べます。
ピーチ、オレンジ、ブルーベリーといった新鮮な果物も好きなだけいただけます!!
この中に紅茶がたっぷり入っていました。
銀製のポットは、まるで不思議の国のアリスのようです。
ミルクピッチャーも、砂糖入れも全て銀製の骨とう品でした。
きちんとお手入れされているので、
銀製品独特の素敵な光沢です(^^)
これは牛乳が入っているピッチャーです。
アイルランドで放牧されている牛は「ジャージー種」がほとんどで、
その牛から取れる新鮮な牛乳は、
独特のコクと甘みがあり最高に美味しかったです。
そしてこの牛乳から作られたバターやヨーグルトは本当に美味しかったです。
そして、宿主の手作りのスコーンの味は最高!!
手作りジャムとバターをたっぷりつけて、
美味しい紅茶といただく至福の時!!
あれれ?ミルクが固まってる~~~?
この牛乳は生乳なのですぐに固まっちゃうんですって・・・。
ほんと、日本の牛乳とはまるで違いますね(^ω^)
家主の素敵な笑顔を撮らせていただきました♡
お礼を言おうとして、つい慌てて(;^ω^)
「マフィンがとても美味しかったです!!」
と言ってしまったら、
「アメリカではマフィンというけど、イギリスではスコーンと言うのよ」
と、やさしい笑顔でたしなめられました。
アイルランドの一人旅の美味しい思い出です(^ω^)
またいつか、もう一度食べに行きたい・・・
本日も、最後までお読みくださりありがとうございました!!
第4回マッチプレーの会は「興奮の最終ホール」でした!!
本日は「秋晴れ」のゴルフ日和(^^♪
ホーム・コースで4回目の「マッチプレーの会」を開催しました!!
いつものメンバーの他に、
今日はお客様がお越しくださいました(^^)
今年のアイルランド一人旅の時に、
「全英オープンの会場」にて出会った方でです。
アイルランドよ、さようなら!! - イギリスのゴルフ場と観光の魅力
今日は、はるばる2時間もかけて運転してきてくださいました。
一期一会という言葉がありますが、
私の「一人旅での出会い」が、
「マッチの会のメンバー」とのゴルフにつながることは、
心から嬉しい限りです!!
本当に、遠方よりお越しくださりありがとうございました(^^)/
さて、いつものマッチの会メンバー3人は全員女性、
お越し頂いた方は男性ですので、
ティーは「白」から打つことになりました。
私とお越し頂いた方とがコンビを組み、
2人対2人のチーム戦です(^^)♪
午前中9ホールは「ハンディーなし」で戦いました。
やはり男性が入ると、いつものメンバーは緊張気味・・・(笑)
午前中9ホールの結果は「4アップ」で私の組が優勢となりました。
お客様は、ゴルフがお上手なことが分かりました👍
倶楽部ハウスでお昼ご飯をいただきながら、
午後からのハンディーをどうするか話し合い、
相手の組に4つづつのハンディーをあげることになりました。
午後からは、あっという間に挽回されてしまい、
結局1ダウンで最終ホールの「パー5」を迎えました。
(;・∀・)
1打目ドライバーショットはこちらの組が優勢、
2打目もまずまず・・・
お客さまは、見事に3打目でパーオン\(^o^)/
私も4オンで、ワンピンに。
相手チームは4打目もグリーンにとどかず、
これで間違いなくこのホールは取ったぞ~~~(^^)v
と思いきや・・・な、な、なんだ?!
相手の組の一人が打った70ヤードほどのアプローチショットが、
ナイスオンしたあと・・・
コロコロコロ~と、
そのままカップイ~~~ン!!
\(@_@)//
ゴルフって、ゴルフって、、、
ここぞ!!というところで、
ありえない奇跡がおこるんですよね!!
まるで、プロの試合をみているような!!(◎_◎;)
そのスーパー・ショットを皆でたたえて、
喜びをみんなで分かち合い、
互いに最高のゲーム終えたマッチの会でした(^_-)-☆
最後のどんでん返しを、協力しあって作り上げていく・・・
この興奮こそは、
チーム・マッチの醍醐味です(^_-)-☆
次回の「マッチプレーの会」で、
どんな奇跡が起こるか楽しみで~す(^^♪
148回全英オープングッズが、イギリスから届きました!!
今日、 仕事から帰宅してみると、
スコットランドの、、、
セントアンドリュース(@_@)
から荷物が届いてました(^^♪
今年も全英オープン現地では観戦に夢中になり、
あまりお買い物の時間がとれませんでした。
帰国してから欲しかったものがいろいろ思い浮かんできたので、
ネットの「The Open Shop」サイトで注文してありました。
注文して2週間ほどで届き、送料は1400円でした。
現地で慌てて買い物をすると、どうしても買いすぎてしまいます。
帰国してからゆっくり選んだ方が、無駄な買い物はしなくてすみます。
しかも、このショップサイトでは
今年の第148回ロイヤルポートラッシュ限定品だけでなく、
去年の第147回カーヌスティ限定品も、
一昨年の第146回ロイヤルパークディール限定品も、
まだまだ販売されており、
古い物ほど値段が安くなっているので、
とってもお買い得です!!
さらに、なんと、
来年以降の全英オープングッズまで販売されています(=゚ω゚)ノ
船舶に用いる綱を作る「麻」の産地として有名です。
その「麻布」を使って作られたポーチがお手頃価格でしたので購入。
可愛らしい柄ですよね(^ω^)
ゴルフボールを入れるのにちょうど良いサイズです。
また、現地で買うチャンスがもてなかった、
「ウールのセーター」も購入しました。
サイズが合うか少し心配でしたが、着てみるとぴったり!!(^^)v
アーガイル柄がイギリスっぽいし、
腕の部分にクラレットジャグのワッペンが付いています(^^♪
これを着てプレーするのが今からとっても楽しみです。
帰国してからも全英オープンサイトでお買い物を楽しむことで、
昨年の夏にチケット購入してからまるまる1年間、
ず~っと「148th The Open」を楽しんでいま~す(^_-)-☆
猛暑の夏も終わり、少しずつ涼しい風が・・・
いよいよ、秋のゴルフシーズン到来ですね!!
(^_-)-☆
美しい砂の島にある「ロイヤルダブリン・ゴルフ・クラブ」
2019年ゴルフ全英オープンは、68年ぶりのアイルランドでの開催でした。
148th 全英オープン、本戦第1日目を観戦して来ました!! - イギリスのゴルフ場と観光の魅力
これまで3回のイギリスゴルフ旅行ではすべてグレート・ブリテン島のリンクス巡りでした。
アイルランド島に行くのは今回が初めてでした。
「宝石のような、アイルランドのリンクス」
と噂に聞いていたので楽しみでしかたありませんでした。
最初はゴルフバッグは持っていかず、
なるべく荷物を少なくして、観戦と観光だけでプレーはしない方向で計画をたてました。
でも、やはりアイルランドのゴルフ場でプレーしてみたい・・・
そういう思いが出発が近づくにつれてだんだん強くなり、
レンタルクラブがあって、女子一人でも受け入れてくれ、
キャディーを頼める条件のゴルフ場を探してみることにしました(^ω^)
現地の旅行会社に問い合わせてみると、ダブリン郊外にある
「ロイヤルダブリン・ゴルフクラブ」
が大丈夫そうであることが分かりました。
早速ホームページからネット予約を入れてみたところ、
うまく受け付けられました。
実際に行ってラウンドしてみると、
さすが「ロイヤル」の称号がついているだけあり、
素晴らしいリンクス・コースでした。
今日は、日本ではあまり知られていない
アイルランドのリンクスコースリストでトップ10に入っている、
この美しいリンクスをご紹介したいと思います。
ロイヤルダブリン・ゴルフ・クラブは、
1885年に設立された、
アイルランドでは最も古い歴史を持つ、
会員制のゴルフ倶楽部です。
ダブリン空港やダブリン中心地から車で20分程度のところに位置しており、
旅行中に訪れるにはとてもアクセスのよい場所にあります。
限りなく平坦な地形ですが、グリーンまわりにバンカーがたくさん配置され、
正確なショットが要求されるリンクスコースでした。
ロイヤルダブリン・ゴルフクラブはダブリン湾の「ノースブル・アイランド」という島にあります。
この島はダブリン港の潮位を調節するために建設された堤防により、
川の土砂が長年堆積して、
「人工的にできた島」なのだそうです。
この島に渡るには、古くからある木製の橋を通らなくてはなりません。
一方通行の木製の橋のみが、砂州のブル島とクロンターフ市街をつないでいます。
左端に少しだけ見えている信号が青になると通れます。
かつてダブリン湾は干潮時に著しく水位が下がって船の航行が出来なくなるため、
18世紀後半から19世紀初頭にかけてダブリン港の航行を改善するために
湾内に南碧と北壁が建設されました。
1825年に北壁が完成した後は、壁の北側の砂の蓄積が続き、
1880年代にはドリーマウントからサットンに到達する砂の島が出来上がりました。
この砂の堆積は、今でも続いているそうです。
「ダブリン・ゴルフ倶楽部」は1885年にダブリン郊外で設立され、
1889年にこの人工の島ノースブル・アイランドに移転し、
1891年にロイヤルの指定を受けました。
以後現在に至るまで、アイリッシュオープンのなど数々の大会の舞台となった、
ヨーロッパではとても有名なゴルフリンクスの一つです。
今回の私の一人旅では、
北アイルランドのポートラッシュで開催された全英オープン観戦後、
国境を越えてアイルランド共和国に移動し、
ダブリンに4日間滞在する中、このゴルフ場を訪れました。
ラウンドの当日は現地ロコさんに案内していただきました。
一人旅を手助けをしてくださった「ロコ」さんたちを紹介します。 - イギリスのゴルフ場と観光の魅力
駐車場に隣接する「 アドミンストレーション」の棟にゴルフショップがあり、
ゴルフの予約やスタートの管理はすべてゴルフショップで出来ます。
イギリス(多分アイルランドも)では併設されているゴルフショップで予約管理がなされていることが多いです。
日本のようにクラブハウス内でプレーの予約やチェックインをする必要はないでので、
ゴルフプレーだけするのであれば高級ゴルフ場でも「ドレスコード」を気にする必要はありません。
実際に、この日もゴルフウェア姿で気軽に訪れる人がほとんどでした。
このロコさんのような、カジュアルな服装でも全く大丈夫です。
こちらでレンタルクラブを借り、事前予約してあったスタート時間を確認し、
プレイ代を支払うとスコアカードがもらえました。
やはりこのスコアカードもマッチプレー用で、
記入欄は「AとB」しかないですね(^ω^)
イギリスのゴルフは、マッチプレーです!! - イギリスのゴルフ場と観光の魅力
ゴルフショップでの手続きが終わると、ロッカールームに行って着替えました。
ロッカールームは、隣の棟の「クラブハウス」の横手にありました。
レディースロッカールームの中はこのような感じ・・・
「ロイヤル」の称号だけあって、シックでとても落ち着いた内装。
ビジター用のロッカーはスチール製の小さなものでした。
ゴルフウェアに着替え、いよいよスタートです!!
この日は平日でプレーヤーがいなかったせいか、
なんと、一人でラウンドすることになってしまいました(=゚ω゚)ノ
一人といっても、キャディーを予約してあったので、
20歳の青年キャディーにバックを担いでもらってのラウンドでした。
まるで、親子でお散歩しているようなラウンド(笑)
このキャディーのお父さんがこのゴルフ倶楽部の会員とのことで、
子供の頃からここでお父さんとゴルフをして育ったとのことでした。
きれいな英語を話し、穏やかなで頭の良さそうな青年でした。
砂洲の島ですから見渡す限りフラットです・・・
歩いてのラウンドでも全く疲れません。
遠くにダブリン湾が見え、とても素晴らしい景色です(^^♪
前を行く4人組は、プードル犬を連れていました。
どうやら、この倶楽部の会員グループらしく、
のんびり仲間とのゴルフを楽しんでいるようでした。
彼らは私より先にスタートしたのですが、
どうしても一人でラウンドしている私の方がペースが速く、
途中でパスされてしまいました。
追い越すときのショットは4人のギャラリーがいて、
とても緊張しましたが、
無事にナイスショット(^^)v
そのうちの一人が、
「神戸ゴルフに行ったことがあるよ~」
と声をかけてきました。
私が「日本人」であることを知っていたようでした。
ラウンドしながらキャディーに
「日本人は一年にどのくらい来るの?」
と聞いたところ
「自分の知ってる限りでは10人程度かな~」
とのこと。
ビジターのほとんどはアメリカ人だそうで、
日本人の私は、よほど目立ったのでしょう。
途中のホールにこんな石碑がありました。
「クリスティ・オコナー」というプロゴルファーの記念碑です。
アイルランドでは超ヒーロー選手で、
1950年代からロイヤルダブリンGCの所属プロとして活躍しました。
クリスティーは数々の素晴らしい記録を残し、
ライダーカップには10回もイギリス・アイルランドの代表選手として参加しています。
シニアになっても数々の優勝を果たし、
引退後もロイヤルダブリンGCの名誉会員として愛され、
2016年5月に91歳で亡くなったようです。
とうとう最終の18番ホールを迎えました。
クラブハウスに向かってドックレックしており、
クリークがあってかなり難しいホールでした。
ショットは見事に失敗!!(>_<)
ラフに球をいれてしまい、球がなかなか見つかりません。
「このまま見つからず、ラウンドの終わりが来なければいいのにな・・・」
と、心の中で思ってしまいました。
結局ボールは見つからず、ポケットにある最後の球で打ち直しました。
最終グリーンのパターは見事カップインでのホールアウト(^^)v
バックを担いでコースを案内してくれた素晴らしいキャディーに報酬を支払い、
着替えをするために、再びロッカールームへ。
途中、雨に降られたのでシャワーを浴びました。
パウダールームのドライヤーで髪を乾かし・・・
着替えを済ませた後は、クラブハウス内を見学。
ロイヤルの称号だけあって、かなり高級感のある内装でした。
1885年に開設した当初の倶楽部会員数は250名だったそうです。
伝統ある倶楽部だけあり、様々な有名人の写真が壁にかかっていました。
かつては、この台が入り口に置かれていたのでしょうか。
下の写真は1896年の風景、ということは今から123年前です。
オールド・トム・モリスが1894年に訪れて、ここで2試合したそうです。
このコースをデザインした「ハーリー・コルト」のことが書かれています。
第一次世界大戦中は、このコースは軍隊の射爆場として利用されました。
大戦後、荒廃しきったコースを1000ポンドの保証金で修復されることになり、
1920年に世界的にも有名なゴルフコース設計者のハリー・コルトによって 新しく生まれ変わりました。
ここでは「アイリッシュ・オープン」が、
1931年、1936年、1951年、1983年、1984年、1985年の6回開催されています。
1983年のアイリッシュオープンでの優勝者は、セベ・バレステロスでした。
ジャック・ニコラウス&セベ・バレステロス♡
その後 、2000年代初頭にハリー・コルトの遺産を尊重しながら再びコース改修が着手おこなわれました。
現代のゴルフ・ゲームで要求される標準コースに引き上げるためです。
リンクス設計のスペシャリストであるマーティン・ホーツリーに依頼して改修工事がおこなわれ、2006年に完了。
「7269ヤード・パー72」
に生まれ変わったこのコースは、
現代のゴルファーにとっても十分挑戦的なゴルフリンクスです。
今回の全英オープン前には、
飛ばし屋のバッバ・ワトソン選手が練習ラウンドに訪れていたそうです(^^)
クラブハウス内レストランの紹介です。
<ラムズデン・ルーム>
ロイヤルダブリンの創設者であるスコットランド人「ジョン・ラムズデン」にちなんで名ずけられたバー・ルームです。
ここで、ゲームの前後にゴルフ仲間とゆっくりドリンクを楽しめれば最高ですね。
アイリッシュキルトの柄の椅子が素敵!!(^ω^)
<ザモラン・ルーム>
18番ホールを見下ろす、快適でスタイリッシュ&カジュアルなダイニングエリアです。メニューは、コーヒーやスコーンからステーキまで幅広く、日替わりスペシャルもあるようです。
18番ホールを見下ろせる窓際に席をとり、
案内していただいたロコさんと、ここで夕食をいただくことにしました。
まずは、ギネスビールをひと口・・・最高の瞬間ですね!!
アイルランド名物の巨大マッシュルーム!!
そして、大好きなオニオンリングがいっぱい乗っています。
お肉が柔らかくてとても美味しい!!(^ω^)
こちらは「イカのリングフライ」です。
スパイスが効いていて、おつまみに最高でした。
美しいゴルフ場の景色を眺めながら、
ロコさんとのお話が尽きない、楽しい夕食のひと時を過ごしました。
ダブリン湾の人工の島である「ノース・ブル・アイランド」は
1979年の欧州鳥指令の下で特別保護地区として宣言され、1981年にはアイルランドで最初のユネスコ生物保護区に指定されました。
ノースブル・アイランドには、緯度が高いにもかかわらず越冬するユニークな野生の動植物が生息しています。
また、シギやサギ類が群れをなして生息する島としても有名です。
ヨーロッパではアイルランドの他のどの場所よりも、
多くのバードウォッチャーたちを魅了しているそうです。
このような自然環境にあるリンクスでのゴルフラウンドは特別です!!
まるで天国でゴルフしているような気分・・・
美しい自然のラフに入ったボールは、
花がかわいそうでとても打ち出す気にはなれません(^^)
最後までお読みくださり、
ありがとうございました!!(^^)/
第三回マッチプレーの会、メンバー4人になりました(^^♪
今日は、ホームコースで
「第三回マッチプレーの会」開催!!
ついに「マッチ・プレーの会」始まる!! - イギリスのゴルフ場と観光の魅力
今日のお天気は、一日曇りでお昼ごろ小雨の予報。
猛暑の頃より気温が下がり、ゴルフをするには良い一日でした。
そして、今日はメンバーが4人(^^♪
今回のアイルランド一人旅の途中で、
「ロイヤル・ダブリンGC」にてゴルフをしました。
前もってプレイの予約を入れる時に、
レンタルクラブとキャディーも予約してありました。
当日行ってみると一緒にラウンドする人はおらず、
キャディーと2人で18ホールラウンドすることに(;・∀・)
英語のボキャブラリーが恐ろしく少ない私ですが・・・
無言で5時間ほどプレーするわけにもいかず・・・
お天気のことや有名選手の話題だけでは間がもてず、
日ごろから気になっていたマッチプレーのことについて、
キャディーにこんな質問をしてみました。
C「もちろんマッチプレーだよ」
私「マッチプレーは何人でするの?」
C「仲のいい友達と2人でする(^^♪」
私「3人の時はどうするの?」
C「???」
私「3人でゴルフすることもあるでしょ?」
C「ゴルフする時は、いつも2人だよ(;´∀`)」
私「でも、でも、3人でするときもあるでしょ?」
C「3人ではしない!!( `ー´)ノ」
私「じゃあ、ゴルフの友だちは1人だけ?」
C「いっぱいいるよ~~~(^ω^)
たま~に2人ペアでマッチすることもあるけど、
3人は絶対ありえない!!
だって、計算が難しすぎるから"(-""-)"
私「じゃあ、ストロークプレーは全くしないの?」
C「あれはアメリカ人がするものだね・・・
ストロークプレーをする人はすごくナーバスだと思う。
ゴルフは楽しくやる方がいいよ!!(^_-)-☆」
このキャディーは20歳の青年。
お父さんがロイヤル・ダブリンGCの会員で、
子どもの頃からお父さんとゴルフをしていたそうです。
現在大学生、夏休みのアルバイトでキャディーをしているとか。
今度の日曜日から、カナダに遊びに行くと言ってました。
キャディー・フィーは約8000円程度、
夏休みのよいお小遣い稼ぎになったことしょう(^^)
私も、彼の素晴らしい気遣いのおかげで、
18ホールを楽しくプレーすることができました(^^♪
今まで2回の「マッチプレーの会」はメンバー3人でやってきましたが、
ゴルフ本家の国のキャディーに
「3人は無理!!」と断言され、
今回は反省して、もう一人メンバーを探しました。
運よく素晴らしい仲間が見つかり、
今日は「2人ペア」を組んでのマッチプレーとなりました(^^)
気の合う仲間4人でのマッチプレーは、
最高に楽しかったです!!
これまでの2回の難易度が高かったせいか、
いつものメンバーもすごく楽しめたとの感想。
やっぱり、マッチプレーは、
2人 か 4人
が正解のようです!!
(^ω^)
アイルランドの海岸で、こんな風景を見かけました。
ゴルフ場でも、飼い犬を連れてゴルフする人をよく見かけます。
お利口なワンちゃんたちを見ていると、
とってもワンちゃん飼いたくなりますね・・・(^ω^)
最後まで、ご購読ありがとうございました!!
アイルランドには、蚊がいない?
お盆もおわり、学校の夏休みがおわりに近づきましたね~
お子さんのいるご家庭では、
夏休みのたまった宿題に親子とも追われる時期のようですね(;^ω^)
台風一過の暑さと湿気で、何もする気がしない日曜日・・・
アイルランドについて、もう一度おさらいしてみることにしました。
昨年夏に「ゴルフ全英オープン」が68年ぶりにアイルランドで開催されると知り、
チケットをThe Openサイトでネットで購入してから、
「一体、アイルランドってどこにあるの?!」
と、初めてアイルランドについて調べ始めました。
速報:The Open2019観戦チケット売り切れ!! - イギリスのゴルフ場と観光の魅力
Wikipediaで調べたところによると、
アイルランドは、イギリス本土の北東部にある北海道ぐらいの面積の島。
温暖なメキシコ湾流と大西洋から吹く偏西風の影響で、
気候は安定した西岸海洋性気候となっており
夏は涼しく、緯度の高い割に冬は寒くない。
平均気温は、もっとも寒い1月と2月で4℃から7℃程度。
もっとも暖かい7月と8月では14℃から17℃程度。
最低気温が-10℃より下がることや、最高気温が30℃を超えることはほとんどない。
政治は、立憲共和制国家。
首都はダブリンで、イギリスの領土である北アイルランドと接している。
独立前より北アイルランドも自国の領土であると主張し、イギリスとの対立と抗争を繰り返してきたが、1998年のベルファスト合意により領有権を放棄した。
2005年、『エコノミスト』の調査では
最も住みやすい国に選出されている!!
以上はアイルランド島の5/6をしめるアイルランド共和国のことです。
島の北部の1/6は「北アイルランド」で、
なんと、イギリス領です!!
今のところEUでつながっているので国境はありません。
しかし、この秋にイギリスがEUを離脱することになると、
この二つの国の間に、
国境を作らないといけなくなる!!
とのことで国民はみんな困っています・・・(+_+)
実際に現地を訪れてみると、
北アイルランドとアイルランド共和国の「街の雰囲気」は同じです。
どちらの街にもイギリス市街に似たレンガ造りの建物が並び、
郊外は牧歌的な風景が広がり、美しい海岸がどこまでも続きます。
生活習慣はすべてがイギリス風な感じでした。
どちらの国も、英語がスムーズに通じます。
しかし、北アイルランドでは通貨がポンドで、
アイルランド共和国ではユーロが使用されています。
電車でたった2時間ほど行っただけなのに通貨が違うなんて、、、
今回の旅では、
オランダ⇒北アイルランド⇒アイルランド共和国⇒北アイルランド⇒オランダ
という順番で旅をしたので、
ユーロ⇒ポンド⇒ユーロ⇒ポンド⇒ユーロ
と通貨が目まぐるしくかわり、大変でした。
イギリスはEUに所属してからもポンドのままですので、
こんな面倒なことになるんですよね(-_-;)
アイルランド島が元々一つの国であったということは、
実際に訪れてみて、よ~く分かりました。
それなのに、アイルランド島の1/6だけがイギリス領だなんて・・・(。´・ω・)?
そんなわけで、今回の全英オープン最終日は、
開催国であるアイルランドの島全体の人々が一つになって、
アイルランド共和国出身の選手を応援したという感動があったわけです。
速報!!「2026年ライダー・カップ」がアイルランドで開催決定!! - イギリスのゴルフ場と観光の魅力
日本に帰国してからは、毎日猛暑に悩まされてます( ;∀;)
アイルランドの気候が、ほ~んとに恋しい!!
そして蚊やゴキブリにも悩まされてます(;・∀・)
ふと「アイルランドに、蚊はいたっけ?」と・・・。
早速ネットで調べてみると、
アイルランド島には、虫とヘビがおらず、
蜘蛛が少しいる程度で、
「虫嫌いの人には住みよい島」
とのこと!!驚きです!!
確かにアイルランドの旅行中、テントで一晩を明かした時、
小さな蜘蛛を1匹だけ見かけましたが、
蚊・アリ・ハエ・ゲジゲジといった虫は全く見かけませんでした。
雨が多くて、草が青々と茂っているのに、
不快虫がいないなんて、有難いですよね~(^^♪
イギリスがどうしても手放したくないアイルランドは、
それほど住みやすくて、自然の美しい場所だということなんでしょうね!!
アイルランド人の気質は、気さくで世話好き、話好き。
イギリスに北部の領土を奪われ、
たくさんの戦いで理不尽な目にあっても、
暖かい心を失わないで生活しているアイルランド人と、
その美しくて穏やかな風景に、
なんだかとっても惹かれてしまった私です(^ω^)
日本も、国民一人一人が心豊かな国でありたいですね。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました!!m(__)m